尹 泰永 / yoon taeyoung
経歴 |
1996 年 | 中央大学法学部法学専攻卒業 |
2001 年 | 中央大学大学院法学科修士課程(民法専攻)修了 |
2005 年 | 中央大学大学院法学科卒業 民法専攻 |
2007 年~ | 亜洲大学法学専門大学院助教授 |
研究テーマ
韓国の民法成年後見制度に関する研究
-成年後見公示制度等のような実務上の制度を中心に-
韓国では2009年2月法務部の主管下で
韓国民事法学会が積極的に参与した民法改正委員会が発足し
現行民法を全面的に改正するための本格的な作業が始まった。
その中、一番先に改正案がまとまり一般に公開されたのが
成年後見制度の導入のための民法改正案である。
成年後見制度は全世界的にその法理を共有することができる良いテーマとして、
本研究は2010年まで進行される韓国の民法成年後見制度に関する研究を
日本と比較法的に研究して紹介しようとする。
本研究は 2010年末までの韓国の成年後見制度の研究の中で
特に次のようなテーマを中心にして研究しようとする。
1) 成年後見公示制度
2) 後見事項証明書制度
3) 後見制での法人の役割問題
4) 後見補修の問題 等
韓国の成年後見制度に関する民法改正案は日本とは差が見受けられる。
また、現在準備中の韓国の成年後見公示制度も
日本とは多くの差異を見せることと予想される。
日本では現在成年後見制度が定着されたが、
その施行において実務的には難点も指摘されている。
そこで、日本と韓国制度の比較法的な検討は、
両国制度の問題点に対する改善策を用意するための基礎的研究になると思う。